ライチとベリーが輝く
夏を楽しむ爽やかケーキ

2022年8月のCHEF’S CAKEは白とピンクのコントラストが美しい、『ライチとベリーのムースケーキ』です。

「ライチの上品な甘さや香りが好きなんです」という考案者の大塚パティシエ。「専門学生時代に修業をしていたケーキ屋さんで、一番好きだったライチのケーキを自分なりにアレンジして、お客様に喜んでもらいたい」と思い、今回のケーキを考案しました。

ケーキをカットすると、可愛らしい3色の層が現れます。

見た目も味も爽やかで可愛らしいケーキに仕上がりました。

白く輝くのはライチのムース。フルーティーで爽やかな甘さを、フランボワーズゼリーとタイベリーのムースの酸味が引き立てます。フランボワーズもタイベリー(ラズベリーとブラックベリーを交配したフルーツ)も、甘さと酸味のバランスが◎。ライチと2つのベリーの甘さ、酸味、香りが引き立つ最高のバランスに仕上げました。

アーモンドの粉を使用したスポンジは、コクと香りが際立ち、中に忍ばせたフランボワーズがケーキ全体の一体感と、ぷちぷちとした食感を演出します。

「もともとはベリーの割合が多いピンク色のケーキでした。私は季節の移り変わりを感じられるケーキが好きなので、このケーキも夏らしい味わいにしたいと思い、ライチの割合を増やし、見た目も味も爽やかに、夏ぴったりに仕上げました」(大塚パティシエ)。

しかし、単純に割合を増やすだけではライチの香りが立たず、逆に果汁を入れすぎるとえぐみが出てしまうため、心地よく楽しめるバランスに苦心したといいます。パティシエ仲間や家族の意見も取り入れ、何度も試作を重ねることで、やっと納得のいく理想のケーキが完成しました。

”あるお花”の香りがほんのり感じられます。お花の正体は店舗販売員までお尋ねください♪

8月のCHEF’S CAKEはちょうどお盆の時期。「ご家族やご親戚、ご友人と一緒に夏の季節感を楽しんでいただきたいです」と微笑む大塚パティシエ。また『ライチとベリーのムースケーキ』にはライチとベリーの他に、“あるお花”の華やかな香りがほんのりと感じられます。その花が何なのか、探りながらじっくり味わってみてくださいね。楽しい夏のひと時を『ライチとベリーのムースケーキ』と楽しんでいただけますように♪

– 大切にしている言葉 –
早く・きれいに・正確に

Today is my day
-今日は私の日だ-

◆入社5年目
(中央調理専門学校出身)

◆なぜパティシエになりたいと思ったのですか??

子供の頃からお菓子作りが好きでした。自分が作ったものを周りの人が「美味しい!」と喜んでくれる姿がとても嬉しかったです。自分が作ったお菓子でもっとたくさんの人に喜んでもらいたいと思い、パティシエの道を選びました。

専門学生の時に個人のケーキ屋さんで修業をさせてもらいました。工房でケーキを作りながら接客もしていましたが、この経験が「目の前にいるお客様に喜んでもらいたい」という想いを更に深めてくれました。

◆大塚さんの好きなお菓子やケーキはなんですか??

・イスパハン(ライチとベリークリームを、ピンク色のマカロンに挟んだフランスの伝統菓子)
・桜やモンブランなど、季節を感じられるケーキ

「お菓子を食べる人に笑顔になってもらいたい」の想いを強く持つ大塚パティシエ。日々技術の向上に余念がありません。これからもお客様と仲間を笑顔にするケーキ作りを楽しみにしています。