『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話④
【たこまんの地元農業への想い】
『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話④
【たこまんの地元農業への想い】

静岡県のお茶の魅力を詰めた『お茶フリアン《薫居- kaori -》』が2022年4月23日(土)より新たに登場します。
茶所・静岡のお茶の美味しさとそれに懸ける茶農家さんの想い、【身土不二】の精神のもと菓子作りをするたこまんの想いを凝縮した『薫居』について、全4回に渡りご紹介します。今回はその最終回です。

【たこまんの地元農業への想い】
遠州地方(静岡県西部地方)に創業して60余年、私たち「たこまん」は「身土不二(しんどふじ)」の精神のもと、地域に根差したお菓子作りをしてまいりました。
「身土不二」とは「身と土、二つにあらず」、つまり「人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にある」という仏教の教えです。食の考えとして、「自分と同じ気候風土に恵まれた素材、旬の季節に採れた素材を食べる事が、自身の体にとって最も良い」という意味になります。
地域の生産者様が大切に育ててくださった農作物を使ってお菓子作りをしたい。旬の農作物を使った新鮮なお菓子で、お客様にお菓子を通して四季の移ろいを楽しんでいただきたい。そしてたこまんのお菓子作りを通して、地域の農産業の活性化に貢献し、楽しい団らん・やすらぎ・笑いの足しになるお菓子を創りたい。その想いでこれまで歩んでまいりました。
そのひとつとして『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』をお作りできることを大変嬉しく思っております。『薫居』が多くの方に静岡茶の本当の魅力を知るきっかけとなり、静岡茶の需要の増加、茶農業の活性化に繋がることを願っています。
末筆となりますが、『薫居』の商品開発にご協力頂き、美味しいお茶をご提供頂く茶農家様、抹茶加工業者様、そして数多くの助言を頂戴致しました茶師の高橋嘉伸様にお礼申し上げます。
私たちたこまんはこれからも、菓子作りを通し、地元農業の活性化、地域貢献ができるよう努めてまいります。
夜にパオーン【お茶パンフェア】開催
4/23&24
【夜にパオーン 4/23&24≪お茶パンフェア≫開催】
こんにちは。たこまんです。
お茶摘みも始まったこの時期。夜にパオーンにも薫風香るお茶のパンが登場しました。
4/23(土)と4/24(日)は、限定のお茶のパンも登場する【お茶パンフェア】を開催します!!







この期間だけの特別なお茶パンをお楽しみください♪
夜にパオーン【お茶パンフェア】
とき:2022年4月23日(土)、24日(日)
場所:夜にパオーン(たこまん袋井本店内)限定
袋井市堀越5-10-13
お問い合わせ・TEL:0538(24)8288
●パオーンの初摘み 税込650円
●お茶あんデニッシュ 税込780円
●お茶メロン 税込230円
●Tea Teaコッペ 税込200円
●茶ラミスサンド 税込280円
●お茶あんブレッド 税込230円
夜にパオーン公式Instagramアカウントで最新情報を配信中♪
https://www.instagram.com/yorunipaoooon/?hl=ja
たこまん高柳店
1周年祭
【たこまん高柳店 1周年祭】
いつもたこまんをご利用いただき誠にありがとうございます。
4月23日をもちまして、たこまん高柳店はオープン1周年を迎えます。これもひとえにご愛顧いただきました皆様のおかげです。心より感謝しております。
4月23日(土)、24日(日)の2日間、オープン1周年を記念して【1周年祭】開催致します。スタッフ一同お待ちしておりますので、ご家族の皆様でぜひお越しくださいませ。

たこまん高柳店 1周年祭
とき:2022年4月23日(土)、24日(日)
住所:藤枝市高柳2丁目4-10
TEL:054-636-8889
営業時間: 9:00~19:00
駐車場:
店舗正面9台・店舗裏3台
臨時駐車場(古紙リサイクルステーション様・徒歩1分)
当日は混雑が予想されます。駐車場に限りがございますので、交通公共機関をご利用くださいませ。
最新情報は公式Instagramをチェック!!
↓↓↓
https://www.instagram.com/kaju0310_/?hl=ja
夢ケーキ募集開始
【≪夏≫でどんなケーキをイメージしますか?】

こんにちは。たこまんです。
今年も【夢ケーキ】のご応募が始まりました。
【≪夢ケーキ≫とは…?】
4月18日「発明の日」を記念して、毎年たこまんではお客様より「こんなケーキがあったらいいな」というアイデアを募集しています。毎年多くのご応募をいただいている人気のイベントです。
2022年の募集テーマは【夏ケーキ】です。
みなさまは「夏」と聞いてどんなものをイメージしますか??
海、夏祭り、花火、夏休み、かぶとむし、すいか、かき氷、わたあめ、バーベキュー、などなど
みなさまが思い描く「夏」をテーマに、「こんなケーキがあったらいいな♪」を教えてください。
みなさまのご応募をお待ちしております♪
- 応募要項 -
・ご応募期間:
2022年4月18日(月)~5月15日(日)
・ご応募方法:
たこまん店舗にある応募用紙に、ケーキのイラスト・必要事項をご記入の上、たこまん店舗までお持ちください。
・賞&副賞
★グランプリ 1名(ケーキ作り体験&商品化)
★店長賞 18名(ケーキ作り体験)
・受賞発表
2022年5月28日(土)
@たこまん店舗・たこまんホームページ


『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話③
【目指したのは「本当の静岡茶の美味しさを楽しむお菓子」】
『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話③
【目指したのは「本当の静岡茶の美味しさを楽しむお菓子」】

静岡県のお茶の魅力を詰めた『お茶フリアン《薫居- kaori -》』が2022年4月23日(土)より新たに登場します。
茶所・静岡のお茶の美味しさとそれに懸ける茶農家さんの想い、【身土不二】の精神のもと菓子作りをするたこまんの想いを凝縮した『薫居』について、全4回に渡りご紹介します。今回はその3回目です。

『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』誕生のため、お茶と菓子のプロフェッショナルが手を組みました。
県内の荒茶仕上げ競技会で金賞受賞の経験を持つ若き実力者、茶師・高橋嘉伸氏。35年以上のパティシエ経験を活かした商品開発で逸品を作り続ける、たこまんの天野グランシェフ。

高橋氏がお茶を選定、ブレンド。そして天野グランドシェフが試作。本物を知る2人が最高の味・香り・見た目を作るため、茶葉の選定・茶葉の仕上げ方・ブレンドの仕方、そしてフリアン生地への配合・焼き時間など、何度も試作を繰り返しました。
フリアンはアーモンドの香ばしさとバターの香りが豊かな焼菓子です。香ばしさ・甘さとともに静岡茶の繊細な味・香りを活かし、「本当の静岡茶の美味しさを楽しむお菓子」を目指しました。
最初は静岡茶の香ばしさや渋みが遠く感じたものが、試作と意見交換を繰り返すうちに次第に理想に近づいていきました。お茶と菓子のプロフェッショナルの妥協を許さないこだわりにより、煎茶の香ばしさや心地よい渋み、抹茶の青々しい渋み、そしてフリアンの香ばしさと甘さが、ひとつのお菓子に凝縮されました。
このようにして静岡茶と洋菓子の最高の組み合わせが誕生したのです。

『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話➁
【静岡茶の魅力】
【『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話➁
【静岡茶の魅力】】

静岡県のお茶の魅力を詰めた『お茶フリアン《薫居- kaori -》』が2022年4月23日(土)より新たに登場します。
茶所・静岡のお茶の美味しさとそれに懸ける茶農家さんの想い、【身土不二】の精神のもと菓子作りをするたこまんの想いを凝縮した『薫居』について、全4回に渡りご紹介します。今回はその2回目です。

【静岡県での茶農業の歴史】
鎌倉時代から始まった静岡県での茶農業が、大きく発展したのは明治時代と言われています。
明治維新後、職を失った武士などにより牧之原台地(牧之原市・菊川市・島田市)の開墾が進められました。牧之原台地の気候や土質が茶の栽培に適していたこともあり、茶畑の面積が増えるにつれて生産量が大きく伸びていきました。さらに1899年(明治32年)に清水港が開港したことにより海外への静岡茶の輸出が始まります。また東海道鉄道の開設も追い風となり、国内外に静岡茶が普及していきました。
こうして、日本一の生産量を誇る【静岡茶】のブランドが確立していきました。

【静岡県のお茶の魅力】
静岡県には山間部・平地・沿岸部の地形があるため、様々な気候や風土が存在します。その中でお茶自体の味、風味も変化します。
例えば、温暖で気温の変化が少ない沿岸部では、香りが良くさっぱりとした味のお茶になります。一方、寒暖差が大きい山間部では、昼間光合成した葉が夜の冷気によって休まり、養分が蓄えられることで、コクと甘みが引き出されます。
同じ種類の木でも気候、風土によって異なる風味となり、またそれぞれに適した栽培方法があります。また、お茶自体の味や性質が異なれば、適した製茶方法も異なります。各地域で気候や風土に合わせた栽培技術・製茶技術を確立していくことにより、静岡茶は品質と多様性を高めてきました。このようにして、生産量だけではなく、品質の高い静岡茶を創り上げていきました。

【静岡県の茶農業の現状】
長らくお茶の生産量日本一を誇ってきた静岡県ですが、近年その様相が変化しています。
2019年に鹿児島県のお茶の産出額が静岡県を抜いて日本一になりました。静岡県での産出額は、最も多かった昭和60年と比べて30%にまで減少。茶農家さんの件数は17%まで減少しています。
これらの背景には日本でのお茶の消費量が減少したこと、茶農家さんの高齢化・後継者不足、山間部での作業も多く大型の機械が導入しずらいことなどが挙げられます。
このような中、「静岡茶の本当の美味しさを日本全国、世界に発信しよう」の声が高まり、農家さん・加工業者さん・卸業者さんが一体となった新たな魅力作りの動きも次第に大きくなってきています。

【有機栽培の静岡茶】
静岡県内でもお茶の有機栽培の機運が高まっています。
近年、欧米を中心に、健康食品としての抹茶への注目が高まっています(海外でも「matcha」で通用するそうです)。茶葉に含まれるカテキン・テアニン・ビタミン・食物繊維が体に良く、それらを丸ごと摂取できる抹茶は【和のスーパーフード】と呼ばれています(煎茶では茶葉に含まれる栄養成分の3割程度しか抽出されないと言われています)。あるお茶屋さんでは、海外での売上が総売上の3割にも上るそうです。
海外へ静岡茶を輸出する際に重要視されること、それが【有機栽培】です。有機栽培は健康志向・環境保護・動物保護の観点から、欧米では非常に注目されています。特に抹茶は茶葉をまるごと粉砕して摂取するため、農薬を使用しない有機栽培が非常に重要視されるのです。
有機栽培の認定は大変厳しく、農地に残った残留農薬はおろか、近隣の畑から風で飛んできた農薬、虫よけスプレーすらも使用することはできません。他の畑からの農薬等の影響を避けるため、お茶の有機栽培は山間部で行われることが多いです。こんなにも厳しい基準がありますが、農家さんは「体に良いもの」「環境に良いもの」「持続可能な農業」を目指して取り組まれています。
現在では、農家さん・加工業者さん・卸業者さんが一体となり、静岡県内で有機栽培から加工まで行う取り組みも動き始めています。

私たちたこまんも茶処・静岡にある菓子屋として、静岡茶の魅力や美味しさを発信し、静岡茶の価値を知って頂くと同時に、静岡県の茶農業に貢献する使命があると考えています。これからも菓子作りを通し、地域茶農業の活性化、地域貢献ができるよう努めて参ります。
『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話①
【静岡茶の薫り、ここにあり】
『お茶フリアン≪薫居- kaori -≫』のお話①
【「静岡茶の薫り、ここにあり」】

静岡県のお茶の魅力を詰めた『お茶フリアン《薫居- kaori -》』が2022年4月23日(土)より新たに登場します。
茶所・静岡のお茶の美味しさとそれに懸ける茶農家さんの想い、【身土不二】の精神のもと菓子作りをするたこまんの想いを凝縮した『薫居』について、全4回に渡りご紹介します。今回はその1回目です。
『薫居』は薄緑と濃緑のコントラストが美しいフリアンです。
(フリアン…フィナンシェとも呼ばれるバターの豊かな香りが特徴な焼き菓子)
薄緑生地には静岡県産有機栽培の煎茶を使用。深い味わいの一番茶の深蒸し茶と二番茶の強火仕上げをブレンドしました。2つの煎茶を掛け合わせることで、コクと香りを際立てます。
一方、濃緑生地には静岡県産有機抹茶を使用。鮮やかな濃い新緑色で、香りと共にコク深く、緑茶の美味しさを存分に味わえます。

煎茶の部分、抹茶の部分、それぞれに特徴が際立ち特別な味わいです。それぞれを楽しんだ後は、ぜひ両方を一緒にお召し上がりいただきたいです。
煎茶と抹茶を同時に口に含むと、片方ずつとはまた違う、深いうまみと上品な渋み、甘さが香り立ちます。
「静岡茶の薫り、ここにあり」の意味を込めて命名した『薫居』の名の通り、静岡茶本来の香り・味・魅力を存分に感じられます。
また、2色のコントラストで中山間部で栽培される静岡県の有機茶農業を表現しています。濃緑部は山、薄緑部は茶畑、2色を分ける境界線は山々の稜線を表しました。
