こだわりの味と食感の
重なりを楽しんで♪

「サンマルク」とは、白色と黒色の2層のクリームやムースを、ビスキュイ・ジョコンドと呼ばれるスポンジでサンドし、表面を香ばしくカラメリゼした、フランスの伝統菓子です。「私が好きなサンマルクを、旬の地元素材の美味しさと共に楽しんでいただきたいと思い、考案しました」と語るのは、考案者の曽根パティシエ。

サンマルクの【白い層】にはバニラムースや甘い生クリームを使用することが多いのですが、今回は静岡県産レモンのレモンクリームを使用。少し暑くなってきた季節に、爽やかさを楽しむことができます。

一方、【黒い層】を何にするかについてはかなり熟慮しました。「伝統的なサンマルクにはチョコレートムースが入るのですが、今回は他には無い≪特別なサンマルク≫にしたかったので、チョコレート以外の【レモン+何か】の組み合わせを求めて幾つもの素材を試しました。」

そんな時、ふと思いついたのが「紅茶」。静岡県内で多く生産されている和紅茶を入れたムースをレモンクリームと合わせたところ、まるでレモンティーのような一体感のある組み合わせが完成しました。

大きさ:縦16cm×横16cm×高さ5cm

2つの層をビスキュイ・ジョコンド(アーモンドを使用した、しっとりとしながらもしっかりとした食感のあるスポンジ)でサンドし、その上をカラメリゼします。カラメリゼのほろ苦さと食感、レモンと紅茶の繊細な味を活かすため、砂糖の焦がし具合にも大変こだわっています。

「お召し上がりの際は全ての層を一度に食べて頂きたいです。カラメリゼのほろ苦さ・レモンクリームの酸っぱさ・和紅茶ムースの甘み、それぞれの味と食感が重なり、より一層美味しく感じられます。」(曽根パティシエ)

清々しい新緑の季節に、更に爽やかなひと時を与えてくれる『レモンと和紅茶のサンマルク』。ご家族や大切な方とのおやつやデザートにお楽しみください。

– 大切にしている言葉 –
弘法筆を選ばず

◆入社4年目
 (中央調理製菓専門学校出身)

◆なぜパティシエになりたいと思ったのですか??

私が幼いころから母がよくお菓子を手作りしてくれました。母の影響で私もお菓子作りをするようになり、私が作ったお菓子でみんなが喜んでくれることがとても嬉しかったです。もっと多くの人を自分が作ったお菓子で笑顔にしたいと思い、パティシエの道を選びました。

◆曽根さんの好きなお菓子やケーキはなんですか??

ボンボンショコラ。たこまんのお菓子では『しろした餅』が好きです。

頑張り屋さんで、自分の製菓技術を高めたいと日々技術の向上に余念のない曽根さん。「自分の技術でお客様の求めていることをできる限り叶えたい」の想いを実行し、お客様にも仲間にも愛されています。これからもお客様を笑顔にするケーキ作りを楽しみにしています。